製品やお取引についてなど、様々なご質問を頂きます。
その中から代表的な内容をご紹介いたしますので是非ご参考下さい。
紹介しています内容以外のご質問等ございましたら上記お電話・メールからお気軽にご相談下さい。
- 製品の保存期間・保存方法について教えてください。
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製品毎に異なりますので、詳細は弊社までご確認ください。
- 以前購入した製品の廃棄をお願いしたいのですが可能ですか?
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産業廃棄物関連法規に抵触する可能性がございますので申し訳ございませんが原則、産業廃棄物処理業者様へご依頼頂きます様、よろしくお願い申し上げます。
- 配達時間の指定は可能ですか?
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申し訳ありませんが、配達時間のご指定についてはご希望に添うことが出来ません。お急ぎの場合はお打ち合わせの上、個別に対応させていただきます。詳細はTEL等でお問い合わせください。
- ガス欠陥対策を教えてください。
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- ガス抜きを充分に取る・鋳型の通気度にも気をつける。
- プロセスの選び方や粘結剤の選び方を鋳造材質に合わす・窒素に敏感な材質では窒素分の少ない粘結剤を選ぶ。
- 粘結剤添加量の管理値を守る。粘結剤添加量を下げる・混練機の検量を定期的に行う。
- 再生砂のイグロスを下げる・新砂の補充を行う。再生機の能力アップを行う。集塵を充分に行う。
- 再生砂の微粉を出来る限り除去する・集塵機の点検をして、集塵能力をアップする。
- 鋳型の硬化を充分に行ってから鋳込む
- 吸湿性のある鋳型の場合、鋳型を長期保存しない。
- 混練ムラが起きないようにする・混練機の羽根や供給ポンプの整備と調整を行う・配管のエヤー抜きを行う
- 塗型の乾燥を十分に行う。アルコール塗型でも乾燥を充分に行う・溶剤のアルコールは不純物の少ない物を使用する。
- 鋳込み速度を速くする・適切なかけ堰、湯口形状にして鋳込み速度を速くする・ガス抜き、ガス針を十分に取る。
- 溶湯の溶解ガスを下げる・鋳鉄系では溶存N量を120~180PPM以下にする・窒素含有量の少ない溶解材料を使用する。
- アルカリフェノール自硬性鋳型の概要とは?
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アルカリフェノール樹脂と硬化剤として有機エステルを用いる新しい有機自硬性鋳型。この硬化原理は日本で既に、1975年頃発明されていたが、1982年頃英国で初めて自硬性鋳型として実用化された造型法。 このプロセスの硬化速度は速硬性から遅硬性までかなり幅広い範囲に調節でき、深部硬化性が良好で可使時間に対する抜型時間比が良くフェノールウレタン自硬性に近い。高温特性として鋳型の崩壊性が良く、鋳型のナリヨリ性がよいため薄肉鋳鋼品での熱間亀裂が少なく、また鋳型の膨張が少なくベイ二ング欠陥が少ない特性を持っている。 またアルカリフェノール自硬性鋳型は、成分として窒素分(N)と硫黄分(S)を含まないため、特に鋳鋼においては従来の有機鋳型造型法に比べ欠陥の少ない有機鋳型造型法として認められ、その適用例が増えている。また最近ダクタイル鋳鉄や銅合金鋳物、アルミ合金鋳物にも鋳造欠陥の少ない鋳型造型法として、また粉塵が少ない、有害ガスや臭気が少ない等の作業環境を改善できるプロセスとしてその適用が増えている。
【この質問の対象製品】
- フェノールウレタン自硬性鋳型の概要とは?
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フェノール・ウレタン自硬性樹脂は1960年代に米国アシュランド社によって開発された鋳型造型法で、従来のフラン自硬性のような有機自硬性に比較して可使時間が長く、非常に速硬性で抜型時間を短く出来る鋳型硬化プロセスです。(米国名:PEPSET) 本法は保土谷化学が専用実施権者として日本に導入されJACTの同意のもとに再実施権者として神戸理化学工業、住友デュレズ、旭有機材工業の3社が普及に努めてきたものです。なお本法の日本での特許は権利がすでに満了しています。 この鋳型造型プロセスは主剤(パートR)、硬化剤(パートM)、硬化促進剤(パートK)から成る3液性で主剤がフェノール樹脂、硬化剤がポリイソシアネート、硬化促進剤がピリジン誘導体です。
【この質問の対象製品】
- スス欠陥対策を教えてください。
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- ガス抜きを充分に取り、押し上げ方案とする。
- 鋳込み温度を高めにする。
- 出来る限り鋳込み速度を早める・鋳込み速度を早めるような湯道方案、堰方案とする。
- ベンガラを添加する。
- ジルコン系塗型を使用する。
- スス欠陥の起こりにくい鋳型プロセスを使用する。
- フラン樹脂の主な原料とは?
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フラン樹脂の主原料はフルフリールアルコール(以下、F.Aと略す)です。我国に於いてFAの工業的な製法は、フルフラールに触媒を用いて水素を高圧で接触添加する方法が用いられています。 フルフラールは、とうもろこしの穂(軸)、バガス(砂糖キビのしぼりかす)綿実殼、もみ芯、等ペントサンを含む植物体を無機酸と加熱してペントースを生成し、これを脱水してフルフラールとしています。
- フラン樹脂の歴史を教えてください。
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自硬性フラン樹脂の歴史は比較的新しく、1958年頃米国に於て、尿素変性フラン樹脂が鋳造用として用途開発されたのが始まりです。 尿素変性フラン樹脂自体は当時としても全く目新しいものではなく、既に接着剤の分野に於ける利用技術の文献は多数存在していました。1960年に入って我が国鋳造界に於ても注目される様になり、当社も1962年(昭和37年)独自の技術で、自硬性フラン樹脂(X-furan)を開発し、以後現在まで我国のフラン樹脂の歴史と共に歩んで参りました。
【この質問の対象製品】
- ベーニング欠陥対策を教えてください。
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- 鋳物砂のSiO2分のやや低い砂を使用するか混合する。
- 熱履歴を多く受けた再生砂を使用する。
- 新砂で使用する場合、ベンガラを少量添加する。
- べイ二ング防止効果の大きい塗型(ベンガラ入り)を使用する。
- 人工砂を使用する。
【この質問の対象製品】
- 一般的に有機鋳型の中でトータルコストが最も安い樹脂とは?
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フラン樹脂となります。
【この質問の対象製品】
- 内引け巣対策を教えてください。
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【原因】厚肉部の凝固中の体積収縮と溶湯の補給不足による。
【対策】a)肉厚差を減らす b)押し湯 c)冷やし金
- 取引はどのような形態がありますか?
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基本的には代理店様経由となりますが、様々なケースに応じてご相談させていただきます。
- 外引け巣対策を教えてください。
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凝固途上での体積収縮による。また,厚肉部分への凝固時の給湯不足による。
【対策】a)冷やし金 b)押し湯 c)均一冷却(堰数増)
- 差し込み欠陥対策を教えてください。
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- 鋳物砂の粒度構成を調整する・鋳物砂の粒度構成をなだらかな3~4シープのピークに粒度調整する。
- 可使時間の過ぎた砂は使用しない・硬化剤や触媒の選定と添加量を管理する・定期的な検量を実施する。
- 型込めをきちんと行い、充填の良い鋳型をつくる・特に肌砂をきちんと搗き固める。
- 肌砂としてジルコン砂やクロマイト砂を使用する。
- 目止め効果が大きく、強固な塗型膜を形成する塗型を選定する・塗型の濃度を適切にして管理する。
- 浸透性塗型の利用や二重塗型を実施する。
- 有機CO2法では、どのような製品がありますか?
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フェニックス1000シリーズをご用意しております。
用途に合わせた製品ラインナップがございますので、是非ご検討ください。
【この質問の対象製品】
- 有機自硬性鋳型の中で、最高の硬化速度を有する樹脂とは?
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一般的にフェノールウレタン樹脂です。当社ではパラセットとなります。
【この質問の対象製品】
- 有機鋳型の中で、最も低添加量で高強度が得られる樹脂とは?
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一般的にフラン樹脂となります。
【この質問の対象製品】
- 有機鋳型の中で、最も熱間強度が高い樹脂とは?
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一般的にフラン樹脂です。
【この質問の対象製品】
- 水ガラス・エステル鋳型の概要とは?
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水ガラスを有機エステルで硬化させる自硬性鋳型である。水ガ ラス粘結剤とする自硬性鋳型は過去に種々の方法が提案され、一時多く実用されたこともあったが徐々に衰退していった。この中で現在でも比較的実用されている水ガラス系自硬性としては、この水ガラス・エステル自硬性鋳型である。この方法は当初土木技術の地盤硬化剤として米国や日本で開発され、その後、英国で実用されたものである。我国では少し遅れてアシュランド社から技術導入した保土谷化学が最初に販売したのが始まりである。その後神戸理化学工業やフォセコ・ジャパンからも販売されている。
【この質問の対象製品】