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- アルカリフェノール自硬性鋳型の概要とは?
アルカリフェノール樹脂と硬化剤として有機エステルを用いる新しい有機自硬性鋳型。この硬化原理は日本で既に、1975年頃発明されていたが、1982年頃英国で初めて自硬性鋳型として実用化された造型法。 このプロセスの硬化速度は速硬性から遅硬性までかなり幅広い範囲に調節でき、深部硬化性が良好で可使時間に対する抜型時間比が良くフェノールウレタン自硬性に近い。高温特性として鋳型の崩壊性が良く、鋳型のナリヨリ性がよいため薄肉鋳鋼品での熱間亀裂が少なく、また鋳型の膨張が少なくベイ二ング欠陥が少ない特性を持っている。 またアルカリフェノール自硬性鋳型は、成分として窒素分(N)と硫黄分(S)を含まないため、特に鋳鋼においては従来の有機鋳型造型法に比べ欠陥の少ない有機鋳型造型法として認められ、その適用例が増えている。また最近ダクタイル鋳鉄や銅合金鋳物、アルミ合金鋳物にも鋳造欠陥の少ない鋳型造型法として、また粉塵が少ない、有害ガスや臭気が少ない等の作業環境を改善できるプロセスとしてその適用が増えている。
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