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自硬性フェノールウレタン樹脂 PARA-SET

製品カテゴリ: 自硬性型樹脂 

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フェノールウレタン自硬性鋳型の概要とは?

フェノール・ウレタン自硬性樹脂は1960年代に米国アシュランド社によって開発された鋳型造型法で従来のフラン自硬性のような有機自硬性に比較して可使時間が長く非常に速硬性で抜型時間を短く出来る鋳型硬化プロセスです。(米国名:PEPSET) 本法は保土谷化学が専用実施権者として日本に導入されJACTの同意のもとに再実施権者として神戸理化学工業住友デュレズ旭有機材工業の3社が普及に努めてきたものですなお本法の日本での特許は権利がすでに満了していますこの鋳型造型プロセスは主剤(パートR)、硬化剤(パートM)、硬化促進剤(パートK)から成る3液性で主剤がフェノール樹脂硬化剤がポリイソシアネート硬化促進剤がピリジン誘導体です

有機自硬性鋳型の中で、最高の硬化速度を有する樹脂とは?

一般的にフェノールウレタン樹脂です。当社ではパラセットとなります。

PARA-SETは主剤としてフェノール樹脂組成物(パートR)、硬化剤としてポリイソシアネート組成物(パートM)、促進剤としてピリジン誘導体組成物(パートK)の三成分からなりウレタン反応を利用した超速硬性自硬性プロセスであります。

特長

  • 超速硬性である。
  • 崩壊性が良い。
  • 混練砂の流動性が良い。
  • 肉薄鋳物は無塗型でも鋳肌は良好。
  • 深部硬化性が非常に良い。
  • 鋳鉄、軽合金、銅合金いずれにも適用できる。
  • ホルムアルデヒドが少ない。
  • 砂型は中性であるので生型砂の中子に使用できる。
  • 抜型時間に対する可使時間が長い。

種類

(1)パートR(主剤)
項目\種類 PARA-SET パートRの種類
5200K 5400 5500
主成分 フェノール樹脂
外観 黄褐色液体
比重(25℃) 1.03~1.07 1.03~1.05 1.07~1.09
粘度(25℃) 30~45mPa・s 30~70mPa・s 100~230mPa・s
特性 標準 標準 速硬
エステル系溶剤 芳香族溶剤 芳香族溶剤
消防法・第2石 消防法・第2石 消防法・第2石
(比重と粘度はいずれも代表値)
(2)パートM(硬化剤)
項目 M
主成分 ポリイソシアネート
外観 濃褐色液体
比重(25℃) 1.11~1.13
粘度(25℃) 11~16mPa・s
消防法 第4類第2石油類
(3)パートK (促進剤)
項目\種類 PARA-SET パートKの種類
K-120 K-140 K-165 K-200
主成分 ピリジン誘導体
外観 淡黄色液体
比重(25℃) 0.89~0.91 0.92~0.93 0.96~0.97 1.02~1.03
硬化速度 硬化速度:遅い→速い
消防法 第4類第2石油類 第4類第3石油類

使用方法

  1. PARA-SET パートR とパートM は通常等量(対砂各0.8~1.2 重量%)を添加します。
    但しパートKは添加量が微量ですので、所定量をあらかじめパートRに溶解して使用します。
    又、パートR/パートMの比でパートRを多くすると硬化速度は速くなります。
  2. パートR、パートM、及びパートK の砂に対する添加率は、使用する砂の品質,砂型の必要強度及び硬化速度に応じて定めます
  3. 混練順序は通常 ①砂+パートM→(混練)→②(パートR+パートK)→(混練)→排砂ですが、①と②は同時でもさしつかえありません。

荷姿

PARA-SET\容器 石油缶 ドラム
パート-R 18kg 180kg
パート-M 18kg 180kg
パートK 16kg ―――
  • 当カタログの物性値は出荷時の値を示しています。
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  • なおカタログの記載内容は、仕様変更などの為、変更することがあります。

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